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CT検査の機械が新しくなりした！
－ 4列CT装置から80列マルチスライスCTに！－

CT検査では、360度1周撮影する間に得られる画像の枚数を“列数”と呼びますが、新しい装置ではその数が20倍になります。このことにより、撮影にかかる時間が大幅に短くなり、得られる画像もかなり鮮明なものになります。
その結果、動物に優しく、診断にも力強いものにパワーアップします。

そもそもCT検査って??
レントゲン検査やエコー検査との違いって??

レントゲン検査とは…

X線を利用した検査で、全身を短時間で検査することができます。肺や心臓などの臓器や骨などの状態を知ることができ、誤食した異物の確認も可能です。しかし、平面の画像なので骨に囲まれた部位や臓器の重なりにより正確な診断が出来ない場合があることが弱点です。

エコー検査とは…

超音波を使用した検査で、リアルタイムに画像を確認できるため動きを見るのに強く、心臓や腹部の臓器の検査が得意です。しかし、骨などの硬いものに超音波があたると画像が得られないため、頭部や骨盤などの骨に囲まれた部位が苦手なのが弱点です。

その一方で、CT検査は…

レントゲン検査と同じX線を利用した検査です。全身を360度の方向から撮影して体の内部の断面を画像にできるため、レントゲン検査とエコー検査の弱点を補うことが出来ます。CT検査では、臓器の状態の確認はもちろん、腫瘍の転移の有無の確認にも長けており、造影検査を合わせて行うことでより多くの情報を得ることができます。
また、撮影した画像を基に３D画像を作成することもできるため、手術を行うためにも重要な検査となります。

新しいCT装置ができること

今回、新しいCT装置を導入することでCT検査が選択肢のひとつとして増えることを願っております。以前なら人のように撮影の瞬間に息を止めることの出来ない動物には全身麻酔が必要であり、高齢であったり麻酔にリスクがあったりする場合には諦めざるを得ませんでした。しかし、短時間で、場合によっては無麻酔で検査することが可能になることで、より多くの動物が安全で精度の高い検査を受けることができ、より早く診断を下して治療を始めてあげられると考えております。

今現在CT検査を必要としている方はもちろん、今後選択肢のひとつとして考えた際にもぜひご相談ください。

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